会長挨拶

HOME > 会長挨拶

第37回日本循環制御医学会 学術総会の開催にあたって ご挨拶

 平成28年(2016年)7月8日(金)、9日(土)の2日間にわたり、第37回日本循環制御医学会の学術総会が、東京駅の日本橋口に隣接する「ステーション コンファレンス東京」にて開催されます。この学術総会を主宰させていただきますことを皆様に感謝するとともに、誠に光栄に存じます。ヒトの生命活動の基礎である循環制御の面白さ、奥深さを大いに楽しんで学んでいただきたいと思います。「交感神経研究の成果を臨床に生かす」を、学術総会のテーマとさせていただきました。猿田享男教授、鈴木洋通教授に指導いただき、1986年から腎交感神経活動の無麻酔状態での記録、延髄吻側腹外側(RVLM)のパッチクランプの2つの技法を通して、交感神経による血圧調節の正常と病態を研究してきましたので、交感神経を学術総会の中心とさせていただきたいと思います。

 学術総会の中心として5つの特別講演およびセミナーを企画いたしました。わたくしに交感神経研究の面白さを教えて下さった岐阜大学生理学の森田啓之教授には、宇宙医学とNASAにおける森田先生の活動について、世界的に著名な慶應義塾大学循環器内科の福田恵一教授には、心筋細胞の再生医学の最先端について、数理解析の大家である日本獣医生命科学大学の大坂元久教授には、不整脈と交感神経の関与について論じていただきます。また宮崎大学麻酔生体管理学の恒吉勇男教授には、循環ホルモンの血管反応性について、九州大学循環器内科の坂本隆史先生には、心不全と圧受容器についてご講演いただきます。これらのすばらしい講演から、世界の最先端の情報を楽しんで頂けると信じております。

 重見研司理事長(福井大学医学部 器官制御医学講座 麻酔・蘇生学領域教授)が率いるこの日本循環制御医学会の特色は、(1)全身循環や心臓病、高血圧などを、現在流行している分析というよりも、むしろ統合という面から探究する、(2)生理学、分子生物学、薬理学、麻酔科、集中治療、救急部、循環器内科、心臓血管外科、腎臓内科など多様な分野の医師、研究者で構成されるので、一様でなくヘテロな見方ができ、力強さが生まれる、(3)基礎医学研究者と臨床医が同じ場に集まり、異なった視点からあるテーマを論じるので、新しい発見が生まれうる、(4)まとまりのある、お互いの顔の見える学会なので、新しいテーマについて率直に論じ合える、などが挙げられると思います。

 第37回の学術総会ではとくに、交感神経と副交感神経の相互作用、腎デナベーション(腎神経焼灼による降圧治療)の問題点と復活の糸口、腎臓と他臓器との連関の正常生理と病態、などを取り上げてみようと考えています。

 開催場所は東京駅日本橋口という交通の便利な場所ですので、学術総会の合間や学会後にバスや電車を利用してお出かけになり、夏の東京を大いに楽しんでいただきたいと思います。新装なった東京駅駅舎、東京スカイツリー、日本橋界隈、隅田川の水辺、江戸東京博物館などを散策していただきますと、日常性から解放され、先生方の頭脳に新しい発想が生まれることと思います。多くの若い先生方に参加していただき、新しい循環制御の流れを楽しんで頂けることを願っております。

 最後になりましたが、多くの企業の皆様の熱いご厚意に支えられてこの学術総会が開かれることを心から感謝申し上げます。

第37回日本循環制御医学会 学術総会会長 熊谷 裕生
防衛医科大学校 腎臓内分泌内科 教授

お問い合わせ先

事務局

防衛医科大学校 腎臓内分泌内科

〒359-8513 埼玉県所沢市並木 3-2

運営事務局

株式会社PCO内

〒939-8063 富山市小杉120

TEL:076-461-7028 FAX:076-428-9156
E-mail:jsccm37@pcojapan.jp

Page Top